経堂在住のデザイナー三浦樹人さんがポスターの絵とデザインを担当する子ども向けのイベント「声で楽しむおはなしシアター」が10月10日・11日の2日間、オンラインで行われた。昨年始まった「浅田飴こども読み聞かせ会」の第2回で、声優の愛河(あいかわ)里花子さん、かかずゆみさんが出演。2歳~小学校低学年の子どもを中心に約60組の親子が参加した。
声優の愛河里花子さん、かかずゆみさんとオンラインイベントを楽しむ親子たち
昨年はリアルな読み聞かせ会だったが、今年はコロナ禍の状況を考慮し、ウェブ会議ソフトを利用して開催。子どもたちは自宅のパソコン画面前で人形劇を鑑賞。読み聞かせ以外の早口言葉や手遊び歌などのコーナーでは、子どもたちも声優の2人と一緒に元気な声を出し、笑顔が見られた。
三浦さんは「コロナ禍での生活で子どもたちにもストレスがかかる中、自宅で気軽に楽しめるイベントがあるのは良いこと。親子で楽しんでもらえたようでうれしい」とイベントの感想を話す。
愛河さんは「親は子どもを守るため、子どもは親に怒られないように、一歩外へ出ると日常的に緊張が続いている。そんな時期だからこそ、親も子も自然体でいられて、声を使ってストレス発散できる、笑いいっぱいの時間を作りたいと思った。リラックスできるおうちで、安全を守りつつ開けるのがオンライン公演の大きなポイント。子どもたちも前のめりになって楽しんでくれている様子だった」と話す。「三浦さんのポスターは、はっきりした色合いとイベント内容をシンプルに伝えてくれる絵がすてきで、ワクワク感を演出してくださっている」とも。
同イベントは12月も開催の予定。