経堂の個人飲食店が支援して運営する「経堂こども文化食堂」に12月25日、三重県南伊勢町の内瀬地区でかんきつ類中心の農業を営む「アサヒ農園」からミカンが届き、子ども食堂のフードシェアを利用するシングルマザー家庭や地元飲食店に配布された。
子ども食堂に食材を提供する経堂「らかん茶屋」店主の加藤輝男さんは「アサヒ農園とは3年半前、南伊勢に食材探しの旅に行った時に知り合った。銀座千疋屋とも取引のある一流の農園。ミカンは皮が薄くジューシーで糖度が高く、酸味とのバランスもいい。オーナーの田所さんは経堂に飲みに来てくれたこともある」と経緯を話す。
「海と山に恵まれる南伊勢は古い歴史もあり食文化も豊か。八丁みそと麦みその長所を合わせ持つ良いみそと出合い。以来、冬の鍋で使っている。生産者の方は経堂の東京農大出身で親近感がある。このつながりを大切にしたい」とも。