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経堂「鮨処なり田」がテークアウト再開 江戸前握りを前日予約制で

「鮨処なり田」の「江戸前握りずし」(1人前3,000円~)

「鮨処なり田」の「江戸前握りずし」(1人前3,000円~)

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 経堂すずらん通り商店街の入り口から徒歩1分ほどの場所にある「鮨処なり田」(世田谷区宮坂3、TEL 03-3426-8131)が2月8日、「江戸前握りずし」のテークアウトを再開した。

感染防止ボードや除菌用アルコールを備える「鮨処なり田」の店内

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 同店は銀座で20年以上経験を積んだ成田圭一郎さんが1996(平成8)年に創業。江戸前ずしの技術を生かし、「冷凍物、養殖物を一切使わない、安全な食材の使用」をモットーに営業を続けてきた。

 成田さんは「昨年4月・5月の緊急事態宣言時にも時短営業を行い、その際、自宅待機のお客さまから『当店の握りずしを自宅でも食べたい』と相談され、『握りたてをおいしく召し上がってもらう』ために、予約は必ず前日に受け付け、受け渡しは店舗営業開始の直前に行うことにした。今回も同じような状況になり、テークアウトを再開することにした。こんな時期だからこそ、おいしいすしを食べてほしい」と経緯を話す。 

 「お客さまにも不便をお掛けするが、豊洲での仕入れ、シャリも含めた仕込みなどの手間暇を考えて前日予約制にした。今回は飲食店も厳しいが、漁業に従事する皆さん、市場関係者もお金が回らない時期が続き、日本の食文化の存続の危機でもある。毎日、全国の漁師さん、市場で働く皆さんから魚を買って、少しでもたくさんすしを握りたい」とも。

 メニューは「江戸前握りずし」(1人前3,000円~)。テークアウト予約は電話で前日15時~22時に受け付ける。受け渡しは17時~18時。緊急事態宣言発令中の店舗営業時間は18時~20時(酒類の提供は19時まで)。木曜定休。マスク着用、アルコール除菌などを徹底し、ドアを開け換気しながら営業している。

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