経堂西通りの醸造施設併設のビアバー「後藤醸造」(世田谷区経堂2、TEL 03-6751-0698)が瓶詰めした「経堂エール」(500ミリリットル)の地方発送を始めて1カ月がたった。
経堂の東京農業大学(桜丘1)を卒業した後藤健朗さん、ゆきこさん夫婦が2016(平成28)年に開いた同店は、醸造場併設の立ち飲みビアバー。自家醸造のたる生と全国から仕入れたクラフトビールを1杯500円から提供するが、2回目の緊急事態宣言下に店内営業を休止し、ビールとフードのテークアウトのみの対応とした。
後藤さんは「さまざまなリスクを考え1月8日から店内営業を休止。うちのビールとフードを自宅で楽しみたいお客さまもいらっしゃるので、ビールとビールに合うフードの持ち帰りに対応することにした。さらに地方の在住の方から『通販してでも飲みたい』という言葉を頂き、地方発送にも対応することにした」と経緯を話す。
地方発送用ビールは「3本セット」(3,060円+送料)、「6本セット」(6,120円+送料)の2種類。同店LINE公式アカウントで注文を受けつける。
昨年まで東京勤務で経堂在住だった女性は「仕事の都合で広島に帰ってきたが、後藤醸造のことが忘れられない。地方発送してくれるのは本当にうれしい。早く元のように飲みたいが、それまでは送ってもらって、買って飲んで応援したい」と話す。
緊急事態宣言中の営業時間は13時~19時。月曜・火曜定休。マスク着用、アルコール除菌、咳(せき)エチケットなどを徹底し、こまめに換気しながらテークアウト販売を行う。