小田急小田原線経堂駅に今月から、「東京農業大学 最寄駅」と表記する副駅名看板が掲出されている。
1月の学長選挙で選ばれた東京農業大学の江口文陽新学長は「東京農業大学は今年130周年を迎え、1946(昭和21)年に青山から経堂にキャンパスを移して75年になるが、私たちはずっと、地域と共に歩んでいく大学でありたいと考えてきた。路線があり駅があるということは、文化と人の往来がある。駅前の農大通り商店街において秋の収穫祭の時には駅前で全学応援団が演舞をするなどの活動を行ってきた。そうした流れを踏まえて、経堂駅を利用する人や通過する人にも『ここに東京農業大学があるんだ』と意識してもらえればと思い、副駅名が付かないだろうかと、学長選挙に立候補する際の公約としてチャレンジしていこうと1年前から動き、実現した」と経緯を話す。
今回の取り組みは小田急電鉄として初となる。
「副駅名看板に東京農大の名前が入ることで、駅とまちと大学の新しい関係性が育っていくきっかけになれば」とも。