経堂駅・農大通りの海鮮メインの酒場「魚ケン」が9月5日で9周年を迎えた。
「常陸野ネストビール ホワイトエール」、上から時計と反対周りに「長須鯨のみそ漬け唐揚げ」(680円)、「ローストホエール ピリ辛ネギ和え」(780円)、「炭焼くじらステーキ」(980円)
店主の白井県路(けんじ)さんは元々、和食の料理人だったが、経堂・本町通り商店街の老舗鮮魚店「魚真」で14年間、魚を学んだ後に独立。当初は駅北口・すずらん通り商店街の飲食ビル2階でスタートしたが、4年前、路地に面した現在の場所に移転した。
常に全国の10種類以上の鮮魚とさまざまな部位の鯨、季節の野菜、珍味などの食材をそろえ、メニューは40種以上を用意。旬の魚6種類の「刺し身盛り合わせ」(2人前1,700円)のほか、伊万里焼きの大きな火鉢でじっくり仕上げる炭火焼き、煮物、揚げ物、汁物、サラダ、漬け物、〆のご飯物など幅広い。
白井さんは「夏の疲れが出る時期なので、スタミナのつく鯨のメニューに力を入れたい。子どもの頃から鯨が好きで食べて育ったが、冷凍・冷蔵技術が進化した今、鯨は昔のような臭みや癖がなく食べやすい海のジビエ」と話す。
鯨メニューは、「長須鯨のみそ漬け唐揚げ」(680円)、「ローストホエール ピリ辛ネギ和え」(780円)、「クジラの赤身ユッケ」「鹿の子の炙(あぶ)りクミン風味」(以上850円)、「炭焼くじらステーキ」(980円)など10種類以上。時期により握りずしや鍋も登場する。
「『ローストホエール』の味と食感はローストビーフと間違える人もいるほど(笑)。海のジビエ、鯨とクラフトビールは合うので、ぜひ遊びに来てほしい」とも。
今月29日まで、クラフトビールとのマリアージュを提案する9周年記念イベントも行っている。
営業時間は17時30分~24時。月曜定休。