陶芸教室「まだん陶房」(世田谷区宮坂3、TEL 03-3428-8044)を間借りして行う「経堂みんなの書道教室」が6月3日で2周年を迎えた。
当初は月2回だった同教室だが、昨年3月~5月、コロナの影響で休止。6月、密を避け、マスク着用、アルコール除菌などを徹底、ドアを開け換気しながら授業を再開すると希望者が増え始め、8月に月2回から月4回の倍に増やした。
主宰の鈴木真衣子さんは「コロナの影響で世の中が大変だが、生徒さんが予想以上に集まり驚いている。聞いてみると、書道をすると気持ちが落ち着くという声が多い。姿勢を正して集中して文字を書くと嫌なことやストレスを忘れられる。墨の香りは気持ちを落ち着かせ癒やされる。こんな時期に書道が心の安定につながるのはうれしい」
教室では、毛筆以外に鉛筆、万年筆の課題も用意する。文字を習う前の未就学児でも、奈良の老舗書道用品メーカー「墨運堂」が開発した文具「ゆび筆」や「みずがき半紙」などを使って書道の楽しさを「感じる」授業も行う。
小学生の娘を教室に通わせる父親の一人は「月に2度、短い間ですが、2年も続けると見違えるように上手になって驚いている。無理なく続けられていいと感じる。娘は先生の教え方が優しいと感じているようだ」と話す。
授業は毎月第1・3木曜に第2・4水曜が加わり(祝日の場合、変更あり)、時間は14時~17時。1回の謝礼は、お試し=500円、学生=2,000円~、大人=2,500円~。