経堂駅北口の「bar月の花」(世田谷区経堂2、TEL 03-5799-4977)が10月3日で5周年を迎えた。
黒ブドウとジンのカクテル。隠し味に瀬戸内・岩城島の無農薬・有機栽培のレモン果汁を使う
店主の城間隆志さんは大阪府岸和田市出身。地元の老舗バーで修業を始め、上京後、銀座と青山で15年の経験を積んだ後、経堂に店を構えた。200種類以上の洋酒をそろえるオーセンティックなサービスが基本だが、果物の仕入れを欠かさず、季節のフルーツカクテルは常に10種類前後を用意する。
城間さんは「まさかコロナが2年目になるとは思わなかったし、お酒を提供できない時期が来るのも想像しなかった。厳しい時期に迎えた5周年だが、大変なのはお客さまも同じ。やっと緊急事態宣言が明けたので、ゆっくりお酒を飲んでほしい」と話す。
「経堂は東京農業大学があり、地方の酒造や果樹園など生産者との縁がいろいろ生まれる。クラフトジンとフルーツのカクテルなど新しいカクテルがあるので、飲んでストレスを解消していただければ」
時短要請期間中の営業時間は15時~21時。席数を減らし、マスク着用、アルコール除菌、換気などを徹底して営業している。