経堂城山通りの焼きたてパン店「onka(オンカ)」(世田谷区経堂5、TEL 03-6322-1127)が11月11日、10周年を迎えた。
店主の下山亜紀子さんは「店をスタートした2011年は東日本大震災後で経堂の街も何かしら騒然としているように感じた。東北と関係性の深い店や人が多く、復興支援活動が活発に行われていた。それから10年、経堂に来て良かったのは店で働く人やお客さんの顔が見える店が多く、横のつながりが生まれること。コロナになってから、他店のテークアウトメニューなどを仕入れてコラボのサンドイッチや総菜パンを作ったりしているが、そんな試みが成立するのも、この街の良さと思う」と振り返る。
10周年月間の今月は、旬の栗を使った「栗のショコラダマンド」や同店のテーマカラーのグリーンを抹茶で見立てた「抹茶のシュトーレン」などを限定販売。
「移動が制限されるコロナの時代に新しく始めたのは、パンセットなどの地方発送。元々は経堂かいわいに住んでいて、遠方に引っ越したお客さまにも喜ばれている。月が変わると、クリスマスシュトーレンの時期になる。これからも季節を大切にお客さんの暮らしに密着しながら営業を続けていきたい」とも。
営業時間は10時30分~17時。月曜・火曜定休。23日(祝)は営業する。マスク着用、アルコール除菌などを徹底。密を避け、ドアを開け換気しながら営業。2階スペースは人数限定でイートインに対応。時間や休みの変更などはSNSで告知する。