麹料理研究家おのみささんが発酵をキーワードにした食品や保存食などのレシピをまとめた新刊書籍「発酵来福レシピ 90のおいしい料理と暮らしの知恵」(山と溪谷社)の出版記念トークイベントが11月19日、経堂駅北口の「さばのゆ」(世田谷区経堂2)で行われた。
おのさんは「本書は私が東京の下町でのんびり暮らす日常のなかで実践している90種類の発酵食品や保存食のレシピを収録している。漫画やイラストを交えて、分かりやすく楽しく読めるように工夫した。食にこだわるとお金がかかると思っている人が多いが、発酵を取り入れる生活はお金をかけずに豊かになれる。くず野菜や卵のカラなどを使った堆肥づくりなども紹介しているので、庭やベランダで家庭菜園などをする人にも役に立てていただければ」と話す。
イベントでは、おのさんが作った「塩こうじの鶏ハム」「ホエー(乳清)を使った野菜の漬物」などが振る舞われ、参加者8人が、おのさんの解説を聞きながら舌鼓を打った。
「新型コロナウイルスの影響で、心身の調子を崩したりする人も多いと聞く。この本の発酵レシピが、より健康に楽しく暮らすヒントになれば」とも。
価格は1,540円。