暮らす・働く

入院する子どもの家族の施設「せたがやハウス」が20周年 継続のためCFも

せたがやハウス外観

せたがやハウス外観

  • 27

  •  

 国立成育医療研究センターに隣接する「ドナルド・マクドナルド・ハウス せたがや(せたがやハウス)」(世田谷区大蔵2、TEL 03-5494-5534)が12月1日、20周年を迎える。

長期宿泊も可能なベッドルーム

[広告]

 病気の子どもとその家族を支えるための滞在施設として開設された同ハウスは、これまでに3万7000人、1万5000家族を受け入れ、治療と看護の応援を続けてきた。1日の利用料は1,000円。費用は100%寄付と募金で賄い、ボランティアが運営するが、コロナの影響による活動の制限のため寄付金不足に直面。活動継続を目的とするクラウドファンディングを行う。

 同ハウスの担当者は「せたがやハウスは、自宅から遠く離れた病院で難病と闘う子どもと家族を支える目的で作られた日本で第1号のハウス。入院する子どもに付き添う家族が長い時間を過ごし看病に集中できるように活動してきたが、コロナ禍の今年は400万円の寄付金不足となっている。この先もずっと病気の子どもと家族が笑顔で一緒に過ごせるようにバースデードネーションを行おうと考えた」と、今回のクラウドファンディング立ち上げの経緯を話す。

 「頂いた寄付は、家族のため、これからの活動費に充てる。これまでの20年を土台として、さらに新しいこれからの20年を築いていきたい」とも。

 クラウドファンディングの締め切りは12月31日。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース