歴史ライター、温泉作家の上永哲矢さんが11月25日、経堂駅北口のイベント酒場「さばのゆ」(世田谷区経堂2)で、新刊「戦国武将を癒やした温泉」(天夢人)の臨時即売会を行った。
上永さんは「歴史関係の雑誌や書籍などの取材と並行して、戦国武将が浸かった温泉に行くのはライフワークの一つ。今回の本は長年にわたって通った温泉の情報をまとめ、撮りためた写真を使って仕上げた。武将たちが実際に使った湯船や建物はなくても、温泉は時を超えてこんこんと湧き続ける。武将たちと同じ空間を生身で体験できる古い温泉は歴史ロマンの宝庫。幸い、オールカラーにできたので、ページを開く度に臨場感を味わっていただけると思う」と話す。
登場する戦国武将は、織田信長、豊臣秀吉、武田信玄、伊達政宗など。付録には幕末の英雄、西郷隆盛、坂本龍馬など江戸時代の英雄、ほかコラムとして吉川英治、池波正太郎、司馬遼太郎など歴史小説で知られる作家ゆかりの温泉も掲載。
「住所やアクセス、関連する歴史ストーリー、近隣の観光情報なども盛り込んだので、旅のガイドブックにもなる。ぜひ手に取って、全国の温泉を旅して、歴史を感じながら癒やされてほしい」とも。12月下旬には都内で出版記念イベント、年明けの1月には「さばのゆ」でのトークイベントを予定している。
価格は1,980円。