東京農大OBが運営する農産品販売店「hachi」(世田谷区経堂4、TEL 03-6432-6011)が3月26日、米が原料の米粉を使ったパンケーキ作りのワークショップ「米粉の麹パンケーキ教室」を始めた。
「米と樹上完熟 RICE_AND_RIPE」をテーマとする同店は、農大生の実家から仕入れたリンゴ、柿、ミカン、トマトなどを主に扱うが、農大OBの米農家から送られたブランド米も取り扱い、あらかじめ代金を払っておくと、玄米の状態で店内に保管してある米を訪問時に精米して持ち帰ることができるサービス「みんなの米びつ」も行っている。
店長の林田恭三朗さんは「日本には、せっかくおいしい米を作る伝統と技術があるのに、食べないなんてもったいない。皆が米をもっと食べるようになるには食べ方の提案も大事だと思い、米粉、甘酒、卵、蜂蜜だけでおいしく焼き上がるシンプルなパンケーキを子どもたちと一緒に作り、味わってもらうワークショップ形式のイベントを思いついた」と経緯を話す。
参加者は、農家から直送されたササニシキ、あきたこまち、淡雪こまち、つや姫、雪若丸、コシヒカリ、新之助などの米を選び、まずは精米を体験。次に精米された米を製粉機を使って米粉にして、パンケーキを作る体験をする。
「精米したての米で作るパンケーキは味と香りが良く、食感もフワフワしておいしいと評価を頂いた。健康に良い甘酒を使っているのもポイントで、食べて元気になったとの声も聞いた。小さな子どもたちに炊いたご飯以外に米のおいしさを感じてもらうのは大切なこと」とも。
ワークショップの開催日はSNSで知らせる。小学生以下の子どもは保護者の同伴が必要。
営業時間は11時~18時。休みは火曜と畑に行く日。