世田谷線・上町駅から徒歩7分の住宅街にある、ごま油を使った「ごまキーマカレーの専門店「camel(キャメル)」(世田谷区世田谷2、TEL 03-64326291)が5月20日で1周年を迎えた。
店主の田中裕亮さんはグラフィックデザイナー。インテリアデザイナーの間宮洋一さんと会社を立ち上げ、デザインを通して仕事に関わるうちに自分たちの店づくりに興味を持つようになった。独学で料理を研究して、ごま油を使ったキーマカレーのメニューを開発。2階に事務所、1階に店舗という現在の物件が見つかったのをきっかけに、自ら店舗デザインを手がけ、友人たちの協力を得て、オリジナルのカトラリーや備品を製作。デザイン業務のショールームも兼ねた店を完成させた。
「門外漢が始めた店だが、何とか1年やることができた。店を続けてきて、おいしい料理を作ることと良いデザインを作ることは共通点が多いと改めて思うようになった。お客さんとリアルに接することで良い刺激をもらい、修正と改善を繰り返して精進を続けていきたい」
メニューは「胡麻(ごま)キーマカレー」(1,000円)、「薬味キーマカレー」(1,450円)、「シーフードカレー」「レモンライスキーマプレート」(以上1,600円)のほか、「キッズプレート」(650円)、自家製マンゴープリン(550円)を用意。野菜や卵、唐揚げ、ピクルスなどのトッピングも選べる。ドリンクは自家製ラッシー(500円)、生ビール(600円)、コーヒー、紅茶(以上400円~)など。
「この辺りは東京農大があったり、いろいろな職種の人がいたりして面白い。コロナ禍の創業となり、いろいろ大変だったが、夜の営業もできるようになってきたので、18時以降は、キーマなどをつまみながら飲めるバータイムとして、地域の人の交流が生まれる場も目指したい」とも。
営業時間は11時30分~15時(バー営業は18時~24時)。テイクアウトは11時30分~21時。月曜・火曜定休。