経堂駅北口・すずらん通りの文具・雑貨店「ハルカゼ舎」(世田谷区経堂2)が7月2日、「夏の便り」をテーマにした万年筆や便箋の展示・販売を始めた。
店主の間瀬省子さんは「コロナ禍により自分の文字で手紙を書く人が増えたように思う。頻繁に会えなくなった家族や友人、知人などに、お気に入りの筆記具と便せんに、季節のあいさつや近況などをつづり、送るという行為が新鮮に感じる人が意外に若い世代に少なくない。そろそろ夏休みの時季になるが、なかなか会えない友人や知人に夏の便りを書いてもらえたらと手頃な値段の万年筆や便せん、ポストカードをそろえてみた」と経緯を話す。
万年筆はドイツ製のラミー社の、発売されたばかりのモデルを、便せんやポストカードは、海外のものや間瀬さんとつながりのあるアーティストが手作りしたものなどをそろえる。
「ラミー社の万年筆は、この時期に毎年発売される限定カラーモデル。2022年は鮮やかイチゴのようなストロベリーとまろやかなクリーム。万年筆の筆跡は、手書きならではの味わい深いもの。風合いある和紙に、消しゴム版画で一枚一枚仕上げた、kanaexpressさんのポストカードや、イラストレーターの鈴木みちえさんが夏をテーマに描いた、『山はみどりに』『プール』『サマー』などのタイトルのかわいいポストカードも届いている。受け取った人の気持ちが爽やかになるような便りを夏の間に送ると楽しいのでは」とも。
コロナ感染拡大防止のため、現在の営業時間は12時~18時。火曜・水曜定休。マスク着用、アルコール消毒必須。展示販売は当面続ける。