東京農業大学の学園祭「収穫祭」本祭の最終日11月3日、同大世田谷キャンパス・桜丘アリーナで東京農業大学全学応援団リーダー公開が行われた。
縦5m、横5.15m、畳15畳大に相当する団旗を掲げるデザイン農学科1年の中川健之介さん
1931(昭和6)年に設立された同応援団は第二次世界大戦後、吹奏楽部、チアリーダー部を加え現在の3部体制に。学ラン姿の団員とチアリーダーが同校の応援歌「青山ほとり」に合わせ両手に大根を持ち歌い踊る応援は、一般に「大根おどり」として高い知名度がある。
同イベントは、箱根駅伝や大学野球など部活動の対外試合の応援や各種式典、収穫祭の宣伝活動などを通じて培った日頃の成果をOB、大学関係者、その他の観客に見せる恒例行事。第1部は吹奏楽部の演奏、第2部はチアリーダー部演技、第3部は全学応援団の各演技を、それぞれの担当リーダーの紹介とともに行った。
メインイベントの第3部は13の内容で構成。アリーナの2階、3階を埋め尽くす観衆の前で、団員たちは「農大数え歌」「学歌」「打倒の拍手」「応援歌」「勝利の拍手」「カレッヂソング」「どじょうすくい」「第二応援歌『緑の精鋭』」「旗手・鼓手紹介」「相撲エール」「団結節」「青山ほとり」(大根おどり)「蒙古放浪の歌」を披露した。
農学科4年で全学応援団の団長・前田大地さんは全ての演技の終了後、「ここまで来られたのは助け合う仲間でありライバルだった同期、困った時に協力してくれた先生、多くの指導をしてくれた先輩、付いてきてくれた後輩、活動を許し応援してくれた両親など大勢の人が支えてくれたおかげ。4年間の感謝を込めて演技させていただいた」と思いを語った。