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著述家の石黒謙吾さん、経堂でトーク 車いすの老犬と猫のカレンダー発売

新刊とカレンダーを手にする石黒謙吾さん

新刊とカレンダーを手にする石黒謙吾さん

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 著述家・編集者の石黒謙吾さんが11月10日、毎年恒例の「豆柴センパイと捨て猫コウハイ」2024年度版カレンダーと、新刊著書「犬が看取(みと)り、猫がおくる、しあわせのホーム」についてのミニトークイベントを経堂駅前のイベント酒場「さばのゆ」(経堂2)で開いた。

「豆柴センパイと捨て猫コウハイ」2024年度版カレンダーの1月

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 石黒さんは、ベストセラー「盲導犬クイールの一生」など多彩な著書をはじめ、300冊近い書籍の企画・プロデュース・編集も手がけてきた。9月には、人間の死を看取る文福(ぶんぷく)という犬がいる神奈川県横須賀市の特別養護老人ホーム『桜の里 山科』を取材した新刊「犬が看取り、猫がおくる、しあわせのホーム」(光文社)を上梓するなど、犬や猫と人間の交流をテーマとした仕事も多い。

 今年で11年目になる同カレンダーに登場する豆柴「センパイ」は、石黒さんの自宅に暮らす今年18歳になる老犬。2年前から後ろ脚が衰えて、犬用の車いす生活になったが、13歳の元・捨て猫の「コウハイ」に寄り添われ日々を過ごしている。そんなセンパイとコウハイの心温まる日常風景の写真に、石黒さんの妻でエッセイストの石黒由紀子さんが文章を添えている。

 石黒さんは「豆柴センパイと捨て猫コウハイの姉と弟は、出会った時から仲が良く、深い絆を育んできた。センパイとコウハイのことは、僕がプロデュース・編集し、妻が文をつづった『豆柴センパイと捨て猫コウハイ』など3冊の本にまとめてきた。近年、コウハイが高齢になったセンパイをいたわるようになり、ほのぼのとした日々の光景と心の交流に僕たち夫婦も心を打たれている。眺めると優しい気持ちになるカレンダーなので、一人でも多くの人に手に取ってほしい」と話す。

 価格は1,100円。経堂では、さばのゆで販売している。

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