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東京農大でシンポジウム ANAグループとの地域創成コラボ紹介

シンポジウムの参加者たち。センターが江口文陽学長

シンポジウムの参加者たち。センターが江口文陽学長

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 東京農業大学(世田谷区桜丘1)で11月13日、学内の国際センター2階「榎本ホール」でANAグループと共同で進める地域創成に関するシンポジウムが開催された。

小麦の栽培などの活動について語る東京農大オホーツクキャンパス北方圏農学科4年の加藤健人さん

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 第1部では、同大江口文陽学長によるあいさつに続き、山形県庄内地方の地域活性化に取り組む「ANA あきんど」庄内支店・支店長の前田誠さんと、「ANA SHONAI BLUE Ambassador」が登壇。「ANA SHONAI BLUE Ambassador」は、コロナ禍の2021年10月、国内便の就航本数が減り、仕事の機会が減った客室乗務員たちがピンチをチャンスと捉え、庄内地方の地域活性プロジェクトの実働を担うために選ばれ、移住した5人のチーム。これまで行ってきたSNSによる情報発信、産直野菜のPR、地域産品を原料とするワインやスイーツなど商品開発、観光資源の新しいブランディングやツアー商品の企画などの活動について、前田さんが紹介した。

 第2部は、上岡美保副学長が「東京農大ブランド構想の意義と展開可能性」について幅広い事例を紹介。続いて、「東京農業大学と ANA の連携でとどける地域の魅力」をテーマにトークセッションが行われ、上岡副学長をファシリテーターとして、同大とANAグループのコラボレーションの可能性について意見と提言が交わされた。

 イベント終了後、江口学長は「この企画は、本学卒業生でANA客室乗務員として勤務する礒沼玲さんが東京農大に出向していたことがきっかけにもなった。総合農学を推進する東京農業大学の取り組みとANAグループの地域創成プログラムが化学反応を起こせば、地域社会や国内外の経済活動に大きく貢献できると思う」と話した。

 当日は、オンライン・オフライン合わせて200人近くが参加した。

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