経堂駅北口・すずらん通りで国海外のユニークな文具・生活雑貨などを販売する「stock」(世田谷区経堂2)が1月15日、青森県産リンゴの果実袋の販売を始めた。
店主オギハラナミさんの著書「雑貨&フードラッピングブック」(誠文堂新光社)と 「stock」の売り場
店主のオギハラナミさんはコラージュ作家でもあり、日常のものを組み合わせる創作活動の一環として包装紙などを使ったラッピングの研究も行い、「雑貨&フードラッピングブック」(誠文堂新光社)の著書もある。
以前から、さまざまな果実袋をラッピング用アイテムとして取り扱っていた同店。昨年、オギハラさんの友人でもあるライターが青森県の果実袋メーカーを取材。たまたま出合ったリンゴの果実袋を「かわいいので『stock』にも置けないか」と交渉した結果、仕入れが可能となった。リンゴの出荷用シールも特別に入荷して、小さな青森県産品コーナーができた。
果実袋を購入した客の一人は「果樹園にしか納入しない袋なのでレア感がある。農業の現場や市場で野菜や果物を包むものは、緑色をしたオクラのネットのように、よく見るとかわいいものが多く、日々の暮らしの中でラッピングに活用すると面白い」と果実袋の魅力を話す。
果実袋の本来の目的は、育成過程の実にかぶせ、雨や風、鳥や虫などから実を保護し、きれいな見た目に仕上げること。
果実袋は紫、緑、クラフトなどの色があり、10枚入り150円~200円の価格帯。シールは1シート20片入りで50円~。紙には特殊撥水加工が施されているため、食品を直接入れるのには向いていない。
オギハラさんは「リンゴの果実袋が加わって、いろいろ充実してきた。これからも農業資材をチェックしていきたい」と話す。
営業時間は12時~20時(日曜・祝日19時まで)。火曜・水曜定休。