
明治大学八幡山グラウンド(世田谷区八幡山2)で同大リバティアカデミー講座として行われている小中学生向けサッカー教室が4月17日で開講1周年を迎えた。
小学1~3年生を対象とする「はじめてのサッカー教室」と、小・中学生を対象とする「家庭教師型(個別指導型)サッカー教室」の2種類のコースを用意する同教室。いずれも同大体育会サッカー部に在籍する選手が中心となり指導を行う。指導内容は学生たちが話し合って常にブラッシュアップしており、そのプロセスを通じて学生たちの人間形成にもつながっているという。
同教室を監修する一般社団法人「明大サッカーマネジメント」事務局長の松村憲和さんは「個別指導型サッカー指導を子どもの誕生日にプレゼントした話や、好きな選手に会えることで子どもが興奮して前日は就寝が遅かった話など、サッカー教室を通じて子どもたちに思い出を与えたり、笑顔を見ることができたのは自分たちのやりがいにつながっている」と振り返る。
「当グラウンドは関東大学サッカーリーグ戦の会場にもなっており、指導した学生が出場する試合を観戦に行ったり、サッカー部の情報を得るためにファンクラブに入ったりするなど教室を起点に良いつながりが生まれている。せっかく広くて美しいグラウンドがあるので、世田谷区の子どもたちに思いきりサッカーを楽しんでもらい、スポーツに触れる機会を、より多く作っていけたら」とも。
明大サッカーマネジメントは、同大体育会サッカー部とOBを支えるための支援団体。「人に夢や希望を与えるスポーツの世界をより多くの人に知ってもらう機会」を提供し、サッカー部の活動を通してスポーツと社会をつなぐ新しい仕組みづくりを目指している。
「はじめてのサッカー教室」は日程が決まっており、2025年春期は7月17日までの木曜16時30分~17時40分。単発での申し込みも可能。「家庭教師型サッカー教室」の日程は個別に調整する。