経堂駅・農大通りの海鮮メインの酒場「魚ケン」(世田谷区経堂1)が「桜」をテーマにしたメニューの提供を始めて2週間がたった。
和菓子に使われる桜の花の塩漬けと桜の葉が入った「桜ソーダ割り」(500円)、「桜わかめと新玉ねぎ釜揚げ桜えびサラダ」(680円)、「サクラマス桜葉〆刺し身」(850円)などをそろえる。
店主の白井県路(けんじ)さんは元々、和食の料理人。鮮魚や野菜など食材は、季節を通じて旬を意識したものを仕入れ、今の時期は、「桜」以外に、「山菜三種天ぷら(タラの芽、ふきのとう、山ウド)」(780円)、「蛍烏賊と桜わかめのしゃぶしゃぶ」(1,180円)などがある。
白井さんは「今年は新型コロナウイルスの影響で花見が自粛になった。仕事が終わってお酒とおいしいもので一日の疲れを癒やす時間に季節を感じてもらえればと『桜』のドリンクと料理を考えた」と経緯を語る。
「これから魚はマダイ(春はピンク色でサクラダイと呼ばれることも)や初ガツオ、サヨリなどがおいしくなってくる。当店は路面にあり正面と勝手口のドアを開けると風が通りやすい構造。こまめに喚起するなどコロナ対策にも気を使っているので、桜と春を感じに来てほしい」とも。
営業時間は17時30分~24時。月曜定休。