千歳船橋駅前の立ち食いそば店「八兆」(世田谷区船橋1)が6月5日、一日限定メニュー「チャーシューそば」(650円)を提供した。
チャーシューの仕入先は下北沢で創業36年のラーメン店「一龍」。「八兆」の2代目・店主主人の生田淳さんと「一龍」の2代目・坂井一雅さんは地元中学の同級生。
生田さんは「坂井くんとは中学時代から仲が良く、『一龍』のラーメンは10代から食べ続けているソウルフード。妻が『八兆』先代の姪(めい)だったので、私が2代目として店を受け継ぐことになった。3月から5月にかけてコロナの影響で短縮営業となったが、時間ができたので久しぶりにスケボーでもしようとなり、会って話すうちにコラボを思いついた」と経緯を振り返る。
限定30食のメニューは9時の開店と同時にオーダーが入り、12時過ぎに完売した。
同メニュー注文客の一人は「『一龍』の昔ながらのかむほどに味の出るチャーシューと少し甘めの『八兆』のつゆとの相性は抜群だった。たっぷりのネギと紅ショウガの薬味を絡めて食べるとさらに風味が変わり至福。長く街で愛される2軒のコラボは地に足の着いたものを感じた。機会があればまたやってほしい」と話す。
「中学時代の友人関係がこんなことになるなんて不思議。だから人生面白い。11月には創業37年を迎えるが、いろいろなコラボにチャレンジしたい」
営業時間7時~15時(土曜は10時~、麺が無くなり次第終了)。日曜・祝日定休。