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経堂在住編集者が新刊「目で見る数字」 地元で出版記念イベント

著述家・編集者、岡部敬史さんと最新刊「目でみる数字」(東京書籍)

著述家・編集者、岡部敬史さんと最新刊「目でみる数字」(東京書籍)

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 経堂に拠点を置く著述家・編集者、岡部敬史さんの最新刊「目でみる数字」(東京書籍)の出版記念イベントが7月27日、経堂駅北口の「さばのゆ」(世田谷区経堂2)で行われた。

新型コロナウイルスと花粉の大きさを比べた写真

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 岡部さんは写真家の山出高士さんと2013(平成25)年、「目でみる」をテーマとする書籍シリーズの出版を開始。現在までに6巻を刊行。「試金石」「メジロ押し」「有頂天」など普段の暮らしの中で使われている言葉の語源となったモノや現象、風景などの写真と言葉を並べて説明する内容。

 「目でみる数字」は「かぞえる数字」「はかる数字」「しらべる数字」の3章から成り、「ハリセンボンの針の数」「千手観音像の手の数」「一寸法師の本当の大きさ」「バスの全長と電柱の感覚」「横断歩道の感覚」「ピザを6等分に切る方」「花粉とコロナウイルスの大きさ比較」など35の「数の秘密」を収める。

 イベント当日は、岡部さんが企画の経緯や内容についてのトークを繰り広げた。岡部さんは「身の回りにある数の秘密や不思議について楽しく分かりやすい本になったと思う。ページをめくる度にワクワクする展開が現れ、読み進めると建築や交通、科学、食、歴史、生物、科学など、さまざまなテーマの数字のドラマを知り、感じることができる。机の上での勉強もいいが、こうした切り口から知的好奇心を高めると血肉になるのでは」と話す。

 「建築や製造業、ライター、編集者、飲食業などに従事する大人の反響もいい。数字を巡る生きた世の中の仕組みが学べるという評価も頂いた。ちなみに6等分のピザの写真撮影は経堂のピザ専門店『202』で行った。おいしく食べることにも数字の秘密が潜んでいる。たかが数字と思わずに、数字で人生を楽しむ人が増えるとうれしい」とも。

 価格は1,300円(税別)。

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