経堂の鎮守の社「天租神社」に隣接する一角にあり、料理教室や茶会、展示などのイベントを行う「経堂アトリエ」(世田谷区経堂4、TEL 03-4285-1073)で8月23日、画家、稲垣美侑さんの個展が始まった。
稲垣さんは人々の暮らしや何気ない日常の小さな変化を見つめ、住まいや個人に内包される記憶から、その居場所を巡って「所在の輪郭」を問い続けている。2018(平成30)年「瞬きのうちに」、2019年「庭」に続き、経堂アトリエで3回目の展示となる今回の展示タイトルは「風のあしどり」。ドローイング中心の展示となっている。
経堂アトリエの井上明日香さんは「経堂アトリエ1階のplumcafeが7月20日で2周年を迎えた。毎年この時期に夏のフェスタを開催してカフェやワークショップなどのイベントと共に稲垣美侑さんの展示をしていただいている。今年はコロナ禍でフェスタは自粛したが、展示は例年通り行うことができた」と話す。
展示会場は同アトリエ1階のカフェ「plumcafe」内の「plum gallery」。密を避け、マスク着用、アルコール除菌などを徹底、換気しながら営業している。ドリンクや食事も提供。10月17日まで(営業日はホームページで確認できる)。