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経堂発のオンライン配信番組「缶マガ」が10本超え 100人参加の回も

第1回「缶マガ マッチングイベント」のエンディング。左上が菊水酒造の先川彰一さん、右上が缶詰博士・黒川勇人さん、下が木の屋石巻水産の鈴木誠さん

第1回「缶マガ マッチングイベント」のエンディング。左上が菊水酒造の先川彰一さん、右上が缶詰博士・黒川勇人さん、下が木の屋石巻水産の鈴木誠さん

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 缶詰博士としてテレビやイベントに出演する黒川勇人さんが経堂駅北口の「さばのゆ」(世田谷区経堂2)から発信するオンライン配信番組「缶マガ」が9月2日、10回を迎えた。

「缶マガマッチング」フライヤー

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 10年前から同店で缶詰イベントを行ってきた黒川さんだが、新型コロナウイルスの影響で3月以降はイベントを自粛。緊急事態宣言の解除後、6月に入って再開を検討したが、リアルでの開催は難しいと判断し、オンラインに活動場所を移してイベントの配信番組化に取り組んできた。

 黒川さんは「コロナ禍で各メーカーとも万全の感染対策を取っているため、リアルで集まり缶詰を試食するなどは難しい。しかし、オンラインなら画面を通して非接触の参加となるため、リモートでのゲスト出演が可能となる。ライブやイベントスペースはどこも大変だと思うが、私がパーソナリティーを務める『缶マガ』では試行錯誤を経て、従来リアルでやっていたのと同じ内容がオンラインで可能となった。加えて、オンラインは地理的な制約なくリアルタイムで人数制限も気にせずつながれるので、全国のメーカー担当者に自社製品をプレゼンしてもらったり、参加者から試食の感想を聞いたりできる。乾杯もでき、リアルに負けない面白さもあると分かった」と話す。

 8月19日にはオンラインで缶詰とお酒をマッチングする第1回「缶マガ マッチングイベント」を実施。新潟県新発田市の菊水酒造の缶入り日本酒と宮城県石巻市の木の屋石巻水産の缶詰を事前に参加者に届け、約100人の参加者がメーカー担当者の話を交えた配信を見ながら缶詰をつまみに日本酒を飲み、イベントを楽しんだ。

 「最初は少し不安もあったが、メーカー担当者の商品解説が始まると裏話なども聞けて面白く、味わいの秘密も分かりおいしさが増した感じがした。配信画面にリアルタイムで書き込む参加者のコメントも好奇心旺盛で、知的なオンライン飲み会としても盛り上がったと思う。終了後、参加者の多くがイベントの内容をSNSに写真や動画と一緒にアップしたため、商品情報の拡散にもなったのでは」

 番組は今後も週1回ペースで配信を続けていく。

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