千歳船橋駅南口の商店街「千歳船橋参商会」で飯と酒をテーマに営業する「もがみ食堂」(世田谷区経堂4、TEL 03-6310-2339)が10月に入り、山形の秋の郷土料理「芋煮」(480円)の提供を始めた。
店主の堀俊彦さんは山形県最上町出身。東京農業大学時代に下北沢の飲食店でアルバイトを始め、卒業後は、現在の「きはち」の場所にあった「らかん亭」や下高井戸の「まきた屋」に勤務。海鮮などの居酒屋料理全般を経験して独立した。
堀さんは「山形の芋煮は、海沿いの庄内地方は豚肉・みそ仕立てだが、うちの地元・最上町は内陸なので牛肉としょうゆ。秋になると無性に食べたくなる故郷の味。栄養のバランスも良く、身体がポカポカ温まるので、夏の疲れが出るこの時期のお薦め。ご飯にも辛口の日本酒にも合うので楽しんでほしい」と話す。
「気軽に食べたり飲んだりできる店にしたくて『食堂』という名前を付けたら近所の人たちが気軽にフラリと寄ってくれる店になった。新型コロナウイルスの影響が深刻だが、長年通う行きつけの店のカウンター仲間たちも毎週のように通ってくれる。うちに来る日を自分の名前にかけて『ホリ(堀)デー』と言って、口コミやSNSで積極的に発信してくれるのがありがたい」
秋のメニューは、その日の仕入れによって、サンマをはじめ旬の食材をセレクトして提供している。
営業時間は11時30分~14時、17時30分~22時。水曜定休。マスク着用、アルコール除菌、換気などを徹底して営業している。