20代の若者が中心となり、全国の地域の魅力の発信から、ブランディングやイベント、コミュニティーづくりまでを行う「OReNAS(オリナス)」(千葉県船橋市)が経堂西通り商店街にコワーキングスペース「Tomoshibi」をオープンして2カ月がたった。
コワーキングスペース「Tomoshibi」の外観。左から、大田垣慧さん、小澤航汰さん、立石裕大さん
同施設には、地元・経堂にある東京農業大学をはじめとする学生や全国の農業生産者、イラストレーターや写真家などのクリエーターなど、さまざまな分野の人が集まる。
社長の小澤航汰(こうた)さんは、明治大学商学部出身の23歳。学生時代から全国の地域活性プロジェクトに関わってきた。
小澤さんは「『OReNAS』の社名は日本語の『織り成す』から来ている。今、全国の地域の衰退が叫ばれているが、地域に本来ある文化や色を再び織り成すことで、すてきなものやことが起きてくる。『OReNAS』の『Re』は『再設計する』という意味の『redesign』から。日本をもう一度、盛り上げたい」と創業の意義を語る。
商店街に面する窓辺には、国産の非加熱蜂蜜など地方産品を並べる。
「経堂にはメディアや専門職の人が多い。ここをハブとして、いろんな人たちと交流したい」とも。
営業時間は14時~21時。土曜・日曜定休。