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経堂の編集者が関わる将棋ムック発売 地元の酒場でつながり広がる

「読む将棋2021」(文藝春秋社)

「読む将棋2021」(文藝春秋社)

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 経堂在住の編集者で著述家の岡部敬史さんが編集に携わった将棋がテーマのムック「読む将棋2021」(文藝春秋社)が3月9日、発売された。

「読む将棋2021」の高野秀行六段インタビュー頁

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 岡部さんは「このムックの編集に関わったのは、文藝春秋の担当者に声を掛けてもらったのがきっかけ。その担当者が作りたかったのが、かつての『別冊宝島』のようなムック。実は、私は以前その編集部に在籍していたこともあり、お手伝いすることになった。文春オンラインで『観(み)る将棋、読む将棋』という棋士のインタビューなどを掲載する媒体があり、面白い原稿がたくさん集まったのでムックにしようという流れになったようだ」と経緯を話す。

 岡部さんが将棋関連の出版物に関わるきっかけは経堂の街だった。

 「5年前、息子が将棋を習いたいというので『経堂こども将棋教室』に連れて行った。その教室を主宰していたのが経堂在住の高野秀行六段。教室では先生とお話しする機会がなかったが、経堂駅北口の『さばのゆ』で飲んでいた折に『高野先生、よくここに来られますよ』と店主に教えてもらい、その後、店で会うことができ、それから酒席をご一緒させてもらうようになった。その流れで『将棋「初段になれるかな」会議』という本を一緒に作るなど、仲良くさせていただいている。経堂の街の酒場は人の縁がいろいろつながってありがたい」

 「ムックの中に出てくる『全ての棋士にドラマがある』というフレーズが内容を表していると思う。タイトルを獲得している藤井聡太二冠のようなスターでなくても、全ての棋士にいろいろなドラマがあることを丁寧に紹介しているムックでもある。経堂の人に勧めたいのは高野六段の話。昨年2月、高野六段は藤井聡太七段(当時)と対局したが、その対局の前後の2回にわたってインタビューしたものをまとめたもの。スター棋士との対局に当たって、一人の棋士がどんな思いで対局に挑むのか、ユーモアを交えた話で楽しいと思うので、ぜひ読んでほしい」

 価格は800円。全国の書店で扱う。

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