世田谷区経堂4丁目で9年半にわたる営業の後、千歳船橋駅・北口の森繁通りに移転した「中華日和」（世田谷区船橋1、TEL 　 03-3425-0477）が9月8日、リニューアルオープンから2周年を迎えた。

九条ネギと焼豚のつゆそば（850円）

　店主の山下清実さんは銀座の中華料理店で15年働いた後、「家族で気軽においしい中華を食べられる店をつくりたい」と同店をオープン。料理評論家の山本益博さんも通った。

　新店は、森繁久彌さんが通ったことでも知られる老舗「寿司清（すしせい）」跡。同店の店主が高齢で引退するのを期に山下さんが受け継いだ。

山下さんは「コロナが長引いて大変だが、このかいわいの皆さんに支えられている。近所の人においしい中華を食べてほしいという初心を忘れずにやっていきたい」と話す。

　定番メニューは、「ラーメン」（650円）、「チャーハン」（750円）、「五目やきそば」（850円）、「ギョーザ」（450円）など。

昼の定食は、「麻婆豆腐」「エビ玉」（以上900円）、「アサリと青のりのつゆそば」「豆乳入り黒ゴマ担々麺」（以上950円）などを日替わりで用意。夜は、本来は「アサリの老酒正油（しょうゆ）づけ」（650円）、「蒸しあわび」（900円）など、お酒に合うメニューもそろえていたが、緊急事態宣言中は定食を提供する。

　「うちは1,000円を超えるメニューがほとんど無い。気取らずにフラリと通ってもらえるように頑張りたい。お酒を出せるようになったら、夜のメニューを元のように充実させたい」とも。

　緊急事態宣言中の営業時間は11時30分～14時、17時30分～20時。酒類は提供しない。水曜・木曜定休。