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経堂農大通りの生活雑貨メーカーがショップを開放 古き良きアメリカを現代に

「TRADITION ACOUSTIC.」4階のショップ

「TRADITION ACOUSTIC.」4階のショップ

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 経堂農大通りのインテリア雑貨企画メーカー「TRADITION ACOUSTIC.(トラディション・アコースティック)」が同社の最上階フロアをショップとして開放して1カ月がたった。

「TRADITION ACOUSTIC.」1階の入口

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 同社社長の蓑輪哲司さんは企画メーカーに15年勤めた後、2008(平成20)年に独立。当初は下北沢にオフィスを構えたが、2015(平成27)年、経堂に移転した。

 蓑輪さんは「弊社は古き良き時代のアメリカのアートや雑貨の直輸入以外に、『当時のテイストをよりカジュアルに現代に合わせ、アメリカンなデザインを日本製で作る』をテーマに、生活雑貨を企画・製造販売している。陶器は美濃焼、SDGsを意識した再生プラスチックは和歌山など、日本のものづくりとのつながりを大切にしているのも特徴。2019年、来て見て触れて、写真では分からない魅力を伝える場所として最上階フロアを店舗兼ショールームとしたが、コロナの影響ですぐ完全予約制にしてしまった。今回、10月に緊急事態宣言が明けたタイミングで、フラリとお越しいただけるようにした」と経緯を話す。

 事務所の入り口は3階。履物類は玄関にて脱いで上がる。4階の店舗には、1000を超えるアイテム数の生活雑貨が並ぶ。

 「昔のアメリカの生活雑貨はパステルトーンが多く、コロナでふさぎがちな今の時代に元気を出せる色だと感じる。経堂かいわいの飲食店経営者が来店して、食器をそろえてくれるケースも出始めていてありがたい。直接ユーザーと触れ合える利点を感じるが、訪れる近所の人たちと会話が生まれることも多く、地域交流の場としても面白くなっていきそうな気がする」とも。

 4階の半分は屋上バルコニーで、密を避け、感染対策を取りながら、POP UPイベントなどを行うこともあるという。

 「経堂は手頃な値段でおいしい飲食店が多く、酒場のカウンターで横のつながりが生まれるのも楽しい。うちもリアルな空間を開放したことで、この街がより面白くなるように貢献したい。少し見つけにくく、入りにくいかもしれないが、ぜひフラリと立ち寄ってほしい」

 営業時間は13時~19時(土曜は12時~)。木曜・日曜定休。臨時休業の場合はブログやSNSで知らせる。

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