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経堂在住の棋士・高野秀行さんが子ども向け新刊 将棋の歴史と楽しみ方を解説

「将棋の駒は なぜ歩が金になるの?」(少年写真新聞社)のカバー写真

「将棋の駒は なぜ歩が金になるの?」(少年写真新聞社)のカバー写真

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経堂在住の棋士・高野秀行さんの新刊「将棋の駒は なぜ歩が金になるの?」(少年写真新聞社)が9月25日、発売された。

「経堂こども将棋教室」の会場で新刊を手にする高野さん

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 日本将棋連盟六段の高野さんは1984(昭和59)年、中原誠十六世名人に入門し、1998(平成10)年にプロ棋士となった。次世代の育成に早くから関心を持ち、2008(平成20)年に「経堂こども将棋教室」を始め、子どもたちへの指導を開始。「こどもをぐんぐん伸ばす『将棋思考』」(ワニプラス)、「将棋『初段になれるかな』会議」(扶桑社)などの著書もある。

 高野さんは「インドで生まれた将棋の原型が日本に伝わり、どのような変遷を経て今のかたちになったかという歴史。さらには、棋士の仕事、将棋界の仕組み、ルールやマナー、楽しみ方、コンピュータ時代の将棋についても書いている。一冊読めば、将棋の基礎知識が身につく」と内容について話す。

 版元の少年写真新聞社は、学校などで使う刊行物や書籍・教材など、子ども向けのコンテンツを専門に作ってきた出版社。

 「文字が大きく、難しい漢字にはルビを振っているので、小学校低学年でも読める。将棋の駒の作り方、過去の名人を巡るドラマチックな逸話など、読み物としても面白い内容も盛り込んでいるので、たくさんの子どもたちに手に取ってほしい」とも。

 価格は1,600円(税別)。

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