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経堂の劇団がアートプロジェクト 多国籍の若者と演劇を通じた交流を

「東京で(国)境をこえる」キックオフイベントのプレゼン風景。スクリーン右側が矢野靖人さん

「東京で(国)境をこえる」キックオフイベントのプレゼン風景。スクリーン右側が矢野靖人さん

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 経堂に事務局を置く劇団「Theatre Company shelf」が10月4日、アートプロジェクト「東京で(国)境をこえる」のキックオフイベントを「経堂アトリエ」(世田谷区経堂4、TEL 03-4285-1073)で行った。

2018年5月、中国・南京大学で行ったワークショップの様子

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  同プロジェクトは、東京都とアーツカウンシル東京がNPOとの共催でさまざまな社会の課題に取り組む活動をサポートする「東京アートポイント計画」の一環。多くの在留外国人が暮らす東京で異文化をこえる出会いや交流のあるコミュニティーづくりを目指す。

 17年前に同劇団を立ち上げた、一般社団法人shelf代表の矢野靖人さんは「公(パブリック)と私(プライベート)の関係をテーマに過去に制作し、バンコクで現地アーティストと共同制作もした我々の演劇作品『deprived』を入口に、東京に生きる人々、特に外国にルーツを持つ人々が抱く個人と他者、社会、世界の境界とそれにまつわる諸問題を探ることを軸に、多様な人々が継続的に対話を重ねる場を創出していく」と話す。

 「30歳以下の若い世代を中心とした多国籍、多文化、多言語な場を経堂に作り、作品創造を通じて対話を重ねたい。ヨーロッパ、アジアなど、海外での公演やワークショップ運営を通じて培った我々の経験が生かせれば」とも。

 キックオフイベント終了後に行われたパーティーでは、商店街の飲食店からテークアウトされた料理が振る舞われた。

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