経堂の鎮守の社「天租神社」(世田谷区経堂4)の社務所で10月1日、紙粘土製の「経堂鎮守 天祖神社のとび狛犬さん」の頒布が始まった。
今年3月、同神社に隣接する「経堂アトリエ」で「きょうどうみんなの文化教室」が主催した「とび狛犬の絵付け」ワークショップの講師を担当した世田谷区在住のイラストレーター大沢かずみさんが「とび狛犬」を制作した。
大沢さんは「3月のワークショップでは、天祖神社の屋根の上に鎮座するとび狛犬をモチーフに制作しようと考えた。そこで、あいさつに伺い、許可を頂き、イベント後、私が制作したとび狛犬を奉納した。そうした縁がきっかけとなり、『経堂鎮守 天祖神社のとび狛犬さん』として社務所で取り扱っていただけることになった」と経緯を話す。
「天祖神社は、もりもりとした立派な御神木に囲まれていて、草むらを養生するなどして、自然に生えてくる植物や、そこにいる生物も大切にしている貴重な空間。経堂かいわいでも、参ったことがない人がいるとも聞くので、とび狛犬をきっかけに一人でも多くの人に足を運んでいただけたら」と呼びかける。
色は青と茶の2種類。価格は1,500円。