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経堂駅北口の酒場で小野塚テルさんの流しライブ 還暦を前にCFも

流しライブ中の小野塚テルさん

流しライブ中の小野塚テルさん

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 ギター一本で東京や神奈川の酒場を巡り、客のリクエストに応えて歌う「流し」のパフォーマンスを行う小野塚テルさんが11月15日、経堂駅北口のイベント酒場「さばのゆ」(世田谷区経堂2)でライブを行った。

ギターを持つ小野塚テルさん

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 新潟県十日町市生まれの小野塚さんがギターの弾き語りを始めたのは中学3年の時。ミュージシャンを夢見たが、明治大学農学部卒業後、建築関係の企業に就職。さまざまな職種の会社員生活を続けてきた。

 小野塚さんは「ありがたいことに充実した人生だったが、20年前に知り合いの店で流しを始め、昭和歌謡を中心にフォーク、ニューミュージック、アニメソング、J-POPなどを歌うと、お客さんたちが楽しんでくれた。流しとして訪れると客数が増えて、飲食も進み、店の人も売り上げが上がったと喜んでくれた。思い出の歌に涙ぐむ人もいた。歌に合わせて歌ったり踊ったりして仲良くなる人たちも多く、歌は店と街を盛り上げ、人と人をつなぎ、幸せにすると思った」と振り返る。

 長年の流し経験を通じて、小野塚さんが歌えるようになった曲のレパートリーは約6000曲。オリジナル曲も作り続け、現在、流しパフォーマーとしてのブランド名を「てるてるソング」小野塚テルとして、活動範囲を広めるため、クラウドファンディングを立ち上げ、公式ホームページやユーチューブチャンネルの開設を準備している。

 「さばのゆは、故郷・十日町市も被害を受けた2011年の中越地震の復興応援もしてくれた場所なので、ここで歌えて良かった。暗いニュースも多い世の中で、物価が上がり、決して景気も良いとは言えないが、こういう時こそ歌の必要性が高まっていると感じる。来年、還暦という人生の節目を迎えることもあり、これからは『流し』で全国を回って、多くの人に昭和の歌で笑顔を届けたい」

 クラウドファンディングは11月30日まで。

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