東京農業大学第一高校・中等部(世田谷区桜3)で6月15日、傘ブランド「Wpc.」を展開するワールドパーティー(大阪市住吉区)による特別プログラム「#日傘は愛だ-頑張る学生の通学路を日傘で守れ!-」が開催された。自由参加ながら100人近い生徒が集まった。
プログラム前半では、同大農学部出身で気象予報士・防災士の資格を持つ石榑(いしぐれ)亜紀子さんが、クイズ形式で熱中症の危険性を解説した。昨年の熱中症による救急搬送者数が全国で10万人を超えたことや、東京の猛暑日(35度以上)が昨年29日に達したことなどのデータを紹介。遮熱効果のある日傘を使うと、帽子のみの場合と比べて発汗量が17%減るという環境省の実証データも示し、「日傘は命を守る防具」と呼びかけた。
後半は、同社の中村友香さんによるコピーライティングワークショップを実施。日傘に対する「大人の女性が持つもの」「どうせ変わらないから使わなくていい」などの固定観念を、生徒たち自身の言葉でアップデートする試み。グループごとにキャッチコピーを考案し、「真夏の通学路、ちょっとお裾分け」「片手で持てるオアシス」「どこでも日陰。My Shade My Cool」「塗らない日焼け止め」「全人類よ、もう暑さを我慢しない時代だ」など、20分の議論から多彩な案が次々と発表された。参加した中等部の女子生徒は「前は女性が持つイメージが強かったが、命を守る面でも重要なものだと思った」と振り返った。
最後に、6種類の日傘が用意され、参加者は気に入った1本を持ち帰った。同社は今後も同様の取り組みを継続していくという。