カジュアルにフランス料理とワインを楽しめるフレンチビストロ「Agir(アジール)」(世田谷区経堂1)が6月6日、経堂駅近くにオープンした。席数はカウンター9席に加えて、店内にはスタンディングのスペースも用意する。
経営は渡部雄(わたなべ たける)さんと久保田真司さん。2人はモダンタイフレンチ「タレーリン」(渋谷区)で出会い、意気投合して共に会社を設立した。料理歴10年の渡部さんはフランス料理を軸に魚介料理を得意とし、久保田さんは公認会計士資格を持ちながら外資系コンサルから飲食の世界に転身したという経歴を持つ。経堂在住の久保田さんが「この街にないスタイルの店を作りたい」と地元への出店を熱望し、縁あって今回の物件にたどり着いた。
「空間の居心地の良さにこだわりたい」と、内装をほぼ一新。店内カウンターにはモンキーポッドの一枚板を使用。2人で直接買い付けに出向いて選んだもので、夜は照明を落として空間の雰囲気を変える。
同店のコンセプトは「週2回来ても楽しめる空間と料理」と渡部さん。料理はバターを多用する重厚なスタイルではなく、北海道から九州まで各地で仕入れた旬の食材の素材感を生かし、「日本のニュアンスがある、日本人が作っている感性だと思ってもらえるような料理が好き」とも。
毎日書き換える黒板メニューには、宿毛湾直送の鮮魚のポワレ・スープドポワソン(3,500円)、庄内鴨のロースト・サルミソース(4,200円)、夏シカのレアロースト・ラビゴットソース、ジビエのパテドカンパーニュ(以上2,000円)など旬の食材を使った一皿が並ぶ。生ガキ(700円)やトウモロコシの冷たいカッペリーニ(1,500円)など、「軽めに」一品から注文することもできる。近く、久保田さんのイタリア料理経験を生かしたパスタの提供も予定している。
店名の「Agir」はフランス語で「行動する」という意味の動詞。常に動き続けるという2人の姿勢を表現している。
営業時間は17時30分~23時(土曜は16時~)。月曜・日曜定休。