豪徳寺の商店街・坂下通り松友会にイタリアン「Taverna(タベルナ) サカエヤ」(世田谷区松原6、TEL 03-6979-3288)が5月29日オープンした。店舗面積は10坪で、席数は14席。
店名の「サカエヤ」には深い意味が込められている。店主・石黒雅之さんの義理の祖母と父が約70年にわたり同じ場所で営んできたクリーニング店の屋号を、そのまま受け継いだ。老朽化による建て替えに伴い、新築マンションの一角を借りる形で今回の開業が実現した。石黒さんは「クリーニング店の年数と合わせて、100年になればいいなという思いを込めた。地域の皆さまに長くご愛顧いただけるような店にしたい」と話す。
石黒さんはもともとバーテンダーとして働いた後、30代で料理の世界へ転身。南青山のイタリアン「ラプレ」で約10年修業し、その後は逗子の自家製チーズとピザの店でレシピ開発に携わるなどしてキャリアを積んできた。「いずれは自分の店を」という思いを抱きながら、建て替えの構想が浮上した約3年前から開業準備を進めてきた。
料理の目玉は、多彩な一皿が並ぶ「おまかせ前菜盛り合わせ」(1人前2,200円)。季節によって、アーティチョークのマリネ、カジキのミートボール、甘酸っぱいペペロナータ、揚げナスのカポナータ、鶏白レバーのムースなどが並ぶ。「いろいろなものを少しずつ食べてほしい」という考えから生まれた一皿で、「既に人気を集めている」という。パスタは「国産レモンのクリームソース 自家製ニョッキ」(2,000円)など季節の食材を取り入れたメニューを随時そろえる。ドリンクはイタリアのクラフトビール「ペローニ」(900円)をはじめ、イタリア産オーガニックレモンソーダ(1,200円)やシチリア産ブラッドオレンジジュース(700円)などをそろえ、食事に合うノンアルコールも用意する。
平日はワンオペで運営しながらも、坂下通り松友会の活性化にも協力していきたいという。「地域の人が気軽に食事に来られる場所にしたい」とも。
営業時間は、11時30分~14時30分、17時~22時。水曜・木曜定休。