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経堂駅前のビアバー「後藤醸造」が10周年 「経堂エール」とともに

後藤健朗さん(左)と妻のゆきこさん(右)

後藤健朗さん(左)と妻のゆきこさん(右)

 経堂西通りのクラフトビール醸造場併設の立ち飲みビアバー「後藤醸造」(世田谷区経堂2)が7月22日で10周年を迎えた。

店舗外観

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 後藤健朗さん・ゆきこさん夫婦が経営する同店は、アルバイトに東京農業大学(桜丘1)の学生を多く採用してきた。学生が卒業するタイミングには「どんなビールを造りたいか」とアイデアを募り、それを形にするという試みも続けている。近隣のたい焼き店「小倉屋」とのコラボでは、あんを使ったビールを製造し、ラベルポスターを地域住民から公募する取り組みも行った。コロナ禍は瓶ビールの販売に力を入れることで乗り越え、それが今も売り上げの柱の一つとなっている。

 ビアフェスなどのイベントには積極的に出店するようにしており、最初の頃は「イベント用に看板や什器等そろえる必要があったが、手作り感満点でまるで文化祭のような状態だった」と健朗さんは振り返る。「僕自身、イベントが大好きなので、ワイワイしてる空間に飛び込んでいきたい」とも。

 店にとっての大事なこととして、ゆきこさんは「店の主役が自分たちにならないようにということは、オープン当初から気をつけてきた。私たちはあくまでビールを提供する役であって、お客さまがビールを飲んで、『よし、明日も頑張ろう』と思ったり、リフレッシュできたら、それが一番」と話す。

 醸造担当の健朗さんは「経堂エールがあるからこその後藤醸造。経堂エールはずっと造り続けていきたい。店を大きくしたい、増やしたいとかではなく、今のペースで続けていけたら」と話す。

 先日、常連客にベビーカーで連れられてきた幼い子どもが成長し、敬語で「僕のこと覚えてますか」と話しかけてきたことがあったという。「お客さまとのつながりの中で10年の時間の流れを感じるとともに、娘がビールを飲める年齢になるまで続けることが目標」と2人は声をそろえる。

 営業時間は15時~22時30分(火曜は21時30分まで、日曜は13時~21時30分)。月曜定休。

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