8月10日は「スモアの日」。国内有数のマシュマロメーカーであるエイワ(長野県安曇野市)が、スモアというマシュマロの食べ方を日本に広めようと申請し、日本記念日協会に2019年に認定された。

スモア(S'more)とは、マシュマロを焼き、チョコレートとグラハムクラッカーで挟んだお菓子。「some more(もっと食べたい)」が語源とされ、アメリカではガールスカウトのキャンプで古くから親しまれてきた。アメリカにも「ナショナルスモアズデー」が8月10日に存在することから、日本の記念日も同日に設定された。
制定の背景には「マシュマロの食べ方を広めたい」という思いがある。同社はキャンプやバーベキューでの焼きマシュマロを草の根的に提案してきた歴史を持つ。スモアの日の制定もその流れの中で生まれた取り組みで、「スターバックスコーヒーによるスモア関連ドリンクの展開などで知名度が上がってきたタイミング」で記念日制定に動いた。SNSで「あなたにとってのマシュマロの思い出を教えて」と呼びかけると、「みんなこんなに焼いてるんだと思うくらい出てくる」と同社執行役員の山田美和子さんは振り返る。現在、同社のウェブサイトでは140種類以上のマシュマロアレンジレシピを公開している。

2016(平成28)年に本社は長野県安曇野に移転したが、現在も経堂には同社の東京本部と営業所があり、「50人近い従業員が勤務している」という。同社と経堂との縁は1993(平成5)年の府中からの本社移転に始まり、以来30年以上、「オフィス街にあるような会社とはだいぶ違う、地元とのお付き合いをさせてもらっている」と同社企画開発部の藤原稔部長は話す。7月に行われた農大通り商店街の「経堂まつり」にもちょうちん2列を出したり、近隣の東京農業大学(桜丘1)出身の社員も複数在籍したりするなど、同社は地域との関わりを続けている。