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経堂のクラシック演奏家が手作りマスク 伝統工芸品の手拭いを材料に

自作のマスクを持つ細野理絵さん。理絵さんのマスクは経堂の人たちに「リエノマスク」と呼ばれている。

自作のマスクを持つ細野理絵さん。理絵さんのマスクは経堂の人たちに「リエノマスク」と呼ばれている。

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 経堂在住のクラシック演奏家・細野理絵さんが手拭いを材料に作ったマスクを地元の飲食店などに配り始めて2週間がたった。

「にじゆら」の手拭いを材料に作られたマスク

 東京芸術大学音楽学部出身の細野さんはコントラバス奏者としてオーケストラやさまざまな音楽ユニットで活動。学校や各種教室での音楽鑑賞教室など、クラシック音楽の普及にも参加。地元・経堂でもコントラバスの指導と発表会を行ったことがある。

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 細野さんは「新型コロナウイルスの影響でコンサートやイベントは当面中止となった。学校や教室も休みが続いている。普段お世話になっている経堂の飲食店の皆さんも売り上げが激減するなど、どこも大変な思いをされている。何かできることはないかと布製のマスクを作り始めたら、ご縁があって大阪・堺の伝統工芸で、職人が注染(ちゅうせん)という技法で染めるブランド『にじゆら』の手拭いが手に入った。優しく美しいデザインで、これを着けると気分が明るくなると思った」と、制作の経緯を話す。

 手拭い製のマスクは経堂のイベント酒場「さばのゆ」に届け、そこから近隣の飲食店や地元の子ども食堂に配られる仕組み。

 「気分がめいりがちな時こそ文化が大切。マスクを着けてテークアウトを頑張る飲食店の人から『大変な日々が続くが、ほんわかときれいな柄のマスクに癒やされて頑張れる』と聞き、うれしかった。手拭いの生地は肌に優しいので、蒸し暑い季節にピッタリ。これからも時間を見つけて作り続けたい」とも。

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