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東京農大に長距離選手専用学生寮 箱根駅伝へ向け昨年1秒差のリベンジ期す

木材がふんだんに使われた階段室に立つ小指徹監督(左)と菅原昇真主将(右)

木材がふんだんに使われた階段室に立つ小指徹監督(左)と菅原昇真主将(右)

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 東京農業大学(世田谷区桜丘1)が新築した陸上競技部長距離ブロック(男子)専用学生寮「青雲寮(せいうんりょう)」が完成し、落成式が2月25日に行われた。

外観

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 青雲寮は木造3階建てで、地産地消も兼ねて建材に東京農大が所有する奥多摩演習林で伐採した180本のスギ材を含む国産材を活用。共用部を中心に木のぬくもりが感じられるように仕上げた。学生寮としては26室あり、全室2人部屋で最大52人が入寮でき、食堂、大浴場、トレーニングルームなどを併設している。

 初めて建物内部に入った菅原昇真主将は「明るい。光がものすごく入ってきて心も温まる」と第一印象を話した。今シーズンへの思いについては、「昨年、1秒差とは言われているが、その差は1秒ではないことはみんな理解している。その差を埋める、予選会を突破することだけを目標にしていたら、結局本選で勝負できないので、今年の目標としては大げさに聞こえるかもしれないが、予選会は1位突破、本選もシードが獲得できるところまでチームを持っていきたい」と意気込みを見せる。

 昨年10月に行われた「第101回箱根駅伝予選会」で、東京農大は総合タイム11時間1分26秒で43チーム中11位となり、本選出場権が得られる10位とのタイム差は1秒差だった。「松葉緑の革命」を新スローガンに71回目の本選出場を目指す。

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