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アカデミー賞ノミネート「ドライブ・マイ・カー」 下高井戸シネマで再上映

作品の一場面より ©2021 「ドライブ・マイ・カー」製作委員会

作品の一場面より ©2021 「ドライブ・マイ・カー」製作委員会

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 下高井戸シネマ(世田谷区松原3、TEL 03-3328-1008)で3月12日、「ドライブ・マイ・カー」の上映が始まった。今年の正月にも2週連続で上映したが、それに続いての再上映となる。

作品の一場面より ©2021 「ドライブ・マイ・カー」製作委員会

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 濱口竜介監督・脚本の同作品は、村上春樹さんの短編小説集「女のいない男たち」(2014年刊)に収録された表題作、ほか数編を原作として製作されたもの。主人公の家福(かふく)が、アントン・チェーホフの戯曲「ワーニャ伯父さん」を演じる舞台俳優だという原作の設定を大きく膨らませ、179分、約3時間の長編映画に仕上げた。

 映画には「ゴドーを待ちながら」(サミュエル・ベケットの戯曲)の舞台風景、「ワーニャ伯父さん」の舞台制作風景が映し出され、戯曲にあるせりふそのものが映画の物語にも大きく関わってくる。車を走らせる広島、北海道、韓国などの風景も大きな見どころになっている。

 出演は、主演の西島秀俊さんのほか、三浦透子さん、霧島れいかさん、岡田将生さんなど。韓国語、中国語、インドネシア語、英語、手話など、さまざまな言語を用いる俳優も出演する多言語作品でもある。

 同作品は第94回アカデミー賞全4部門(作品賞、脚色賞、監督賞、国際長編映画賞)にノミネートされ、中でも作品賞と脚色賞は日本映画史上初。受賞式は3月28日(現地では27日)に行われる。

 上映は4月8日まで。スケジュールはホームページで知らせる。PG-12指定があり、12歳以下の子どもは保護者の助言・指導が必要。

 館内でのマスク着用の徹底、整列時に間隔を空ける、ブランケットの貸し出し休止、消毒液の設置、大声でのおしゃべりの禁止、上映作品の入れ替えごとに換気の実施、発熱や咳(せき)など体調不良の人の入館禁止など、観客とスタッフの感染症予防対策を徹底して営業している。

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