世田谷文学館(世田谷区南烏山1)で6月30日、「やなせたかし展 人生はよろこばせごっこ」が始まった。アンパンマンの生みの親・やなせたかしさん(1919~2013年)の初の大規模巡回展で、全8会場で巡回しており、東京会場は7番目に当たる。
やなせさんは高知県出身。東京高等工芸学校卒業後、徴兵・復員を経て1953(昭和28)年に漫画家として独立。舞台美術、作詞、ラジオ・テレビの構成など幅広い分野で活動し、1973(昭和48)年には編集長を務めた雑誌「詩とメルヘン」(サンリオ)を創刊し、30年間にわたり通算359号を刊行した。1988(昭和63)年にはテレビアニメ「それいけ!アンパンマン」の放送が始まり、国民的人気を博した。94歳で亡くなるまでほぼ生涯にわたり創作を続けた。
同展は原画約200点を中心に構成。「やなせたかし大解剖」「漫画」「詩」「絵本/やなせメルヘン」「アンパンマン」の5章と、プロローグ・エピローグから成る。戦争体験や家族との別れといった生い立ちから、独自のヒーロー像の形成まで、多面的な創作の軌跡をたどる。エピローグでは晩年のやなせさんがステージで見せたサービス精神あふれる映像なども紹介する。
ミュージアムショップでは、同展オリジナルグッズも販売。高知記念館限定の「アンパンマンサブレ缶」(1,210円)などもそろえる。
開館時間は10時~18時(最終入館は17時30分)。月曜ほか休館。チケットは一般1,500円ほか。9月6日まで。