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経堂のバー「太田尻家」がテークアウトで再開 金華サバなど地方食材も活用

太田尻家のロースハムサンドとソーセージサンド

太田尻家のロースハムサンドとソーセージサンド

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 経堂すずらん通りのバー「太田尻家」(世田谷区宮坂3)が6月1日、テークアウト専門店として営業を再開した。新型コロナウイルスの問題を受けて3月から休業していた同店だが、事態が収束しないため、当面、店内での飲食提供はせず、持ち帰りのみの営業とする。

しめさばちらしずし(左)と穴子ちらしずし(右)

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 店主の田尻輝幸さんは「入店時には必ずマスク着用をお願いしている。店のドアと勝手口を常に開け換気を良くして、こまめにアルコール消毒を行っている。大変な時期だが、細心の注意を払って、お客さんと共に乗り切りたい」と話す。

 テークアウトメニューは、「ハンバーグ」「鶏と玉ねぎの唐揚げ」(以上600円)、「しめさばちらしずし」「穴子ちらしずし」「ロースハムサンド」「ソーセージサンド」(以上500円)、「カキのオイル漬け」「タラの煮付け」(以上300円)など。サバと穴子は震災の前から縁のある宮城県石巻市の水産メーカーから届く。ショウガは高知県いの町、カニカマは石川県七尾市など、地方直送の食材が多いのも特徴。

 「テークアウトのみでマスク越し、感染防止シート越しの接客だが、常連さんの顔を見て声を聞くとホッとする。休んでいる間に店内を改装して、換気やアクリル板などの感染対策を整えた。状況が少し良くなったら店内で営業したい」とも。

 営業は月曜・火曜・水曜の16時~19時。売り切れ次第終了。知らせる

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