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経堂の焼きとん酒場がスパイスカリー 「ガラムマサラにオマージュを捧げる味に」

仕込み終わった「スパイシービーフキーマカリー」を持つ八十島秀樹さん

仕込み終わった「スパイシービーフキーマカリー」を持つ八十島秀樹さん

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 経堂駅北口の焼きとん酒場「きはち」(世田谷経堂2、TEL 03-3429-8121)が現在、カレーメニューを強化している。

牛モツのスパイス炒め「ブリバジャ」のカリーライス

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 創業17年目の同店は炭火の串焼きメニューが中心。以前から専用の袋を用意した持ち帰りサービスに対応していたが、緊急事態宣言下に酒類の提供ができなくなり、カレーメニューを増やすことになった。

 カレーを作るのは、店主・八十島翔さんと一緒に厨房を切り盛りする父親の秀樹さん。飲食業界歴50年。千歳船橋にあった実家が洋食店で、20代は赤坂の洋食屋で働いていた。

 メニューは、「きはち風カリーライス」「きはち風ブリバジャライス」「スパイシービーフキーマカリー」「レモンチキンカリー」(以上700円)など。

 秀樹さんは「今回、増やしたメニューは、どれもスパイスカリー。実は、今の場所に移転する前はカレーの店「ガラムマサラ」が隣にあった。オーナーのハサンさんと交流が深く、スパイスのことをいろいろ教えてもらった。なので、インドのもつ炒めのブリバジャ、レモンチキンカリーは、ガラムマサラのメニューに影響を受け、僕なりのアレンジをしたもの。どれも、僕からハサンさんにオマージュを捧げた味になっていると思う」と経緯を話す。

「お酒が出せなくなって、休む店が増え、肉の業者さんが悲鳴を上げている。例えば、ブリバジャには牛の4番目の胃袋ギアラを使っているが、少しでも肉の仕入れをして、長年世話になった業者さんにお金を回したい」とも。

 営業時間は17時~20時(日曜は16時~)。火曜と祝日の月曜は定休。緊急事態宣言中は酒類の提供を行っていない。マスク着用、アルコール除菌などを徹底、ドアを開け換気をして営業している。

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