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経堂のバー、南伊勢産ミカンをシロップに 残暑の時期にかき氷提供

バー「月の花」のかき氷

バー「月の花」のかき氷

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 経堂駅北口のバー「月の花」(世田谷区経堂2、TEL 03-5799-4977)が9月1日、三重県南伊勢町のアサヒ農園から届いた早生(わせ)のミカンのシロップを使ったかき氷の提供を始めた。

三重県南伊勢町のアサヒ農園から届いたみかん

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 店主の城間隆志さんは大阪府岸和田市出身。地元の老舗バーを経て上京。銀座で7年、青山で8年の経験を積み、経堂に店を構えて5年目になる。

 城間さんは「緊急事態宣言でお酒の提供ができないというまさかの事態が続いている。飲食店は大変だが、経堂は全国の生産者さんとのつながりが多く、一年を通じておいしい旬のものと出合える。以前から縁のあるアサヒ農園は、銀座千疋屋とも取引のある一流の農園。この時期にして薄い皮の中身がジューシーで糖度が高いのに感動し、かき氷用のシロップを作ることにした」と話す。

 「ミカンのシロップは和三盆の白蜜と合わせて自然の甘さに仕上げた。他に桃をシェリー酒でコンポートにして蜜に仕上げたもの、和梨とスダチのシロップなどを作ってみた。本来ならジンやラム酒、ブランデーなどのお酒と合わせ大人のかき氷で提供したいが、いまは仕方ない。コロナ禍でストレスを感じるお客さまも多いようなので、旬を感じる甘みでリフレッシュしてほしい」とも。

 かき氷は1日2種類を用意。数量限定で提供する。

 都の要請に従い営業時間は15時~20時。酒類の提供は行わない。マスク着用、アルコール除菌などを徹底し、ドアを開け換気しながら営業している。

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