一般参加の将棋大会「きょうどう名人戦」が3月23日、経堂駅前の「経堂コルティ」（世田谷区経堂2）で開催された。

会場の様子

　昨年に続き2回目となる「きょうどう名人戦」には、級位や段位により子どもの部が4クラス、一般の部が2クラスに分けられ、計6クラス96人が参加した。各クラス上位4位までが表彰され、メダルや賞状、経堂コルティの商品券などが賞品として贈られた。

　会場となった経堂コルティ4階広場では、経堂エリアで将棋教室を開講している高野秀行七段による指導対局や将棋よりもシンプルなルールの「どうぶつしょうぎ」の講座・大会も行われた。

　「どうぶつしょうぎ」を考案し、当日も講師を務めた北尾まどか女流二段は「どうぶつしょうぎは17年ぐらい前に、将棋を難しいと感じる年齢の子どもたちにも簡単に覚えて楽しんでもらえるように作ったゲーム。今日3回行う講座・大会を各回18人ずつ募集したところ、すぐに満席になったので会場レイアウトを調整して各回30人に増員した結果、昨年の倍近い参加人数になった」と今年の盛り上がりについて話す。

　主催した小田急SCディベロップメントの今野圭介さんは「もともと下北沢の商業施設を担当しており、下北沢の将棋イベントに下北沢ならでの文化を感じていた。その後、経堂コルティの販促担当になり、経堂でもやってみようと思ったのがきっかけ。どれぐらい参加者がいるのか予想がつかなかった昨年とは異なり、将棋熱の高いエリアだということが分かったので、今年は参加者の枠を増やした。下北沢では10年以上続く定番イベントになっているが、経堂でも続けていきたい」と、今後に向け意欲を見せる。

　開催時間は10時～17時。