中華料理店「美虎(みゆ) 世田谷 ~八百屋と中華~」(世田谷区世田谷4)が10月14日、松陰神社通り商店街の青果店「八惣屋(やそや)」内にグランドオープンした。

(飲食スペースの前に立つ美虎取締役の佐々木順一さん)
かつて料理番組「料理の鉄人」に最年少挑戦者(当時)として出演した五十嵐美幸さんが手がける同店。青果店の一角に飲食スペースを設け、旬の野菜を使った中華料理を提供する。7月から約3カ月間のソフトオープンを経て本格営業を始めた。
出店のきっかけは、五十嵐さんが参加する食育団体「ChefooDo(シェフード)」を通じた青果卸会社「東京促成青果」(中央区)との交流。八惣屋は同社が経営する青果店で、以前は野菜の販売に加えて総菜も扱っていた。今回、既存の厨房設備を生かしながら改装し、新たに客席を設けた。

(店内の様子)

(カウンター席の様子)
美虎取締役の佐々木順一さんは「五十嵐は以前から野菜を使った料理を得意としており、野菜に関する料理本も出版している。八百屋の野菜を使って中華料理を作るのは面白いのでは、という話から始まった」と振り返る。
看板メニューは、五十嵐さんの代表的な麻辣(マーラー)麺にトマトをたっぷり加えた「トマトたっぷり麻辣麺」(1,650円)。旬の野菜を大きめに切り、鶏肉やカシューナッツと合わせた「季節野菜のカシューナッツ炒め」(1,980円)なども用意する。
同店では、野菜の食品ロス削減にも関心を寄せる。五十嵐さんはこれまでも、流通過程で規格外となる野菜などを活用する取り組みに携わってきたという。




上から「トマトたっぷり麻辣麺」「季節野菜と鶏のカシューナッツ炒め」
「八百屋のエビ焼きそば」「ヨダレナス」(全て画像提供=美虎)
五十嵐さんは、世田谷区内にある実家の中華料理店「広味坊 祖師ヶ谷大蔵店」(砧6)で料理人としての経験を積んだ。今回の出店について、佐々木さんは「昔から五十嵐を知っているお客さまから『世田谷に帰ってきてくれたんだ』と喜んでいただいた。地域には食べ慣れている方も多く、店との相性の良さを感じている」と話す。

(店内の様子)
今後については、季節感のあるメニューを徐々に増やしていく予定。「かしこまった店ではなく、気軽にフラッと立ち寄ってほしい。お酒とおつまみを楽しむ方も、食事をしっかり取りたい方も歓迎」と呼びかける。

(店舗外観)
営業時間は、12時~15時、17時30分~21時。日曜定休。